特殊伐採の仕事とは? 未経験から飛び込んで気づいたこと
2026年08月06日 15:38:00
「特殊伐採」と聞くと、危険な仕事というイメージを持つ方が多いと思います。確かに、普通の伐採とは違う技術と判断が求められる仕事です。ただ、当社のスタッフのほとんどは未経験からこの仕事に入りました。現場の感じたことを率直にお伝えします。
特殊伐採は普通の伐採と何が違う?
一般的な伐採は、重機や高所作業車を使って木を根元から切り倒すことが多いです。
これに対して特殊伐採は、重機が入れない住宅街・神社の境内・急斜面・建物に隣接した場所など、「条件の厳しい場所にある木」を安全に処理することを指します。現地の状況によっては、木に直接登り、上から順番に枝や幹を切り落としていく「ロープクライミング工法」が唯一の選択肢になることもあります。地上チームとの連携が不可欠で、個人の技術だけでなくチーム全体の動きが仕事の質を決めます。
当社が主に手がけるのは、生活圏に立つ「町場の巨樹・巨木」です。身近な場所にある大きな木だからこそ、ミスが許されない緊張感と、やり遂げたときの達成感がある仕事です。
現場での作業順序
作業は、現地調査から始まります。木の状態・周囲の建物・退路・安全確認ポイントをチームで共有し、その日の作業計画を立てます。この段階で全員が同じ情報を持てているかどうかが、安全な現場の第一歩です。
計画が固まったら、ロープを木に設置します。クライマー(木に登る担当)がハーネスを装着して上がり、上から枝・幹の順で切り落とします。地上のスタッフはロープで吊られた枝材を安全に受け取り、細かく切り分けてトラックに積み込みます。1本の木に対してこの流れを繰り返すため、クライマーと地上チームの呼吸が合っているかどうかで、作業のスピードと安全が大きく変わります。
危なくないの? 安全管理について
高所作業なので、リスクがゼロとは言いません。ただ、当社では安全への投資を惜しまない方針を取っています。
採用しているのはISA(国際樹木学会)公認の安全技術で、ロープの扱い・クライミング技術・緊急時対応の訓練を現場内で継続しています。また、業界では珍しいスパイダーブームリフト(特殊高所作業車)を保有しており、ロープだけに頼らない作業が可能です。これにより、クライマーの体への負担と事故リスクを大幅に下げることができています。
現場に入る前の安全確認・装備チェック・役割分担の徹底は、当社の文化として根付いています。「慣れてきたから省略する」ということを、先輩スタッフが一番嫌います。
未経験でも現場に入れる?
入社直後から高所作業を任されることはありません。
最初は地上チームの一員として、切り落ちてきた枝の受け取り・整理・搬出から始まります。地上にいる時間が長いので、上で作業するクライマーの動きをじっくり観察できます。「早く登りたい」と焦るより「地上を完璧にこなす」ことが、後の技術に直結するというのは、入社した多くのスタッフが口にすることです。
段階を踏みながら担当範囲を広げていき、多くのスタッフが3年前後で独り立ちしています。年齢・性別・体力に関わらず活躍しているスタッフが在籍しており、「自分には無理かも」と思っている方ほど、ぜひ一度現場の雰囲気を見てほしいと思っています。
迷っているなら、見学から始めましょう
特殊伐採の魅力は、写真や文章では伝えきれないものがあります。「木が好き」「自然の中で体を動かす仕事がしたい」という気持ちがあれば、それだけで十分な入口になります。
応募前の会社見学を随時受け付けています。「向いているかどうか」は、来てみてから一緒に考えましょう。
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